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2023年度の運用状況

2023年度第3四半期 市場運用開始以降
(2001年度~2023年度第3四半期)
収益率 +2.62%(期間収益率) +3.99%(年率)
収益額 +5兆7,287億円(期間収益額)
うち、利子・配当収入は1兆3,333億円
+132兆4,113億円(累積収益額)
うち、利子・配当収入は50兆5,529億円
運用資産額

224兆7,025億円(2023年度第3四半期末現在)

2001年度以降の累積収益
2001年度以降の累積収益グラフ

複数の資産に投資することで、リスクを抑えながら期待収益率を上げる「分散投資効果」を用いて、基本ポートフォリオ(長期的な観点からの資産構成割合)を策定しています。

基本ポートフォリオ

運用資産額・構成割合(年金積立金全体)

運用資産額・構成割合(年金積立金全体)の図

第3四半期末
(2023年12月末)
(年金積立金全体)
資産額
(億円)
構成割合
[4資産]
構成割合
[債券・株式]
国内債券 583,450 25.77% 50.21%
外国債券 553,277 24.44%
国内株式 558,258 24.66% 49.79%
外国株式 569,157 25.14%
合計 2,264,142 100.00% 100.00%
  • (注1)上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。
  • (注2)年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金(2023年12月末で1兆7,117億円)を含みます。
  • (注3)為替ヘッジ付き外国債券及び円建ての短期資産については国内債券に区分し、外貨建ての短期資産については外国債券に区分することとしています。
  • (注4)オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は1.53%(基本ポートフォリオでは上限5%)です。

宮園理事長コメント

 2023年度第3四半期の運用状況の公表にあたっての宮園理事長コメント

2023年度第3四半期(10月~12月)は、物価上昇率の落ち着きや景気減速への懸念を背景に、米国連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)等が利上げを停止し、要人発言等から市場は将来の利下げを織り込み始めたため、主要国の長期金利は低下(債券価格は上昇)しました。こうした長期金利の低下を好感し、国内外の主要な株価指数は上昇しました。また、欧米の長期金利の低下幅に対して、日本の長期金利の低下幅は限定的で、国内外の長期金利差が縮小したため、為替は特に米ドルに対して円高となりました。
 このような背景から、10月から12月までの運用資産全体の運用実績はプラス2.62%となりました。

引き続き、長期的な観点から運用を行い、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。

第3四半期運用状況に関する解説動画

GPIFの植田栄治CIO(最高投資責任者)が、2月に公表された2023年度第3四半期の運用実績を振り返ります。2024年から始まった新NISAやGPIFの為替フォワード取引などについても取り上げます。ぜひご覧ください。

第2四半期運用状況に関する解説動画

GPIFの植田栄治CIO(最高投資責任者)が、11月に公表された2023年度第2四半期の運用実績を振り返ります。
9月末に、GPIFが基本ポートフォリオの資産構成割合に近づけるために日本株を売る、いわゆる「リバランス売り」を行うのではないかという話題が出ましたが、こちらについてもデータを用いて考察しています。ぜひご覧ください。

第1四半期運用状況に関する解説動画

GPIFの植田栄治CIO(最高投資責任者)が、8月に公表された2023年度第1四半期の運用実績を振り返ります。
資産ごとの収益率など詳しく分析します。株式アクティブファンドの選定強化など、新しいトピックもご紹介します。ぜひご覧ください。

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