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2024年度の運用状況

2024年度第1四半期 市場運用開始以降
(2001年度~2024年度第1四半期)
収益率 +3.65%(期間収益率) +4.47%(年率)
収益額 +8兆9,732億円(期間収益額)
うち、利子・配当収入は1兆5,071億円
+162兆7,708億円(累積収益額)
うち、利子・配当収入は52兆6,972億円
運用資産額

254兆7,027億円(2024年度第1四半期末現在)

2001年度以降の累積収益
2001年度以降の累積収益グラフ

複数の資産に投資することで、リスクを抑えながら期待収益率を上げる「分散投資効果」を用いて、基本ポートフォリオ(長期的な観点からの資産構成割合)を策定しています。

基本ポートフォリオ

運用資産額・構成割合(年金積立金全体)

運用資産額・構成割合(年金積立金全体)の図

第1四半期末
(2024年度6月末)
(年金積立金全体)
資産額
(億円)
構成割合
[4資産]
構成割合
[債券・株式]
国内債券 666,916 25.85% 50.29%
外国債券 630,724 24.45%
国内株式 628,664 24.37% 49.71%
外国株式 653,768 25.34%
合計 2,580,072 100.00% 100.00%
  • (注1)上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。
  • (注2)年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金(2024年6月末で3兆3,045億円)を含みます。
  • (注3)為替ヘッジ付き外国債券及び円建ての短期資産については国内債券に区分し、外貨建ての短期資産については外国債券に区分することとしています。
  • (注4)オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は1.59%(基本ポートフォリオでは上限5%)です。
  • (注5)約定日ベースで算出しています。また、株価指数先物取引の想定元本等を加味しています。

宮園理事長コメント

 2024年度第1四半期の運用状況の公表にあたっての宮園理事長コメント

2024年度第1四半期(4月~6月)は、日本銀行による金融政策の正常化への見方が強まったことや、米国連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに対する市場参加者の期待が後退したこと等から、国内外の長期金利は上昇(債券価格は低下)しました。米国では半導体関連企業の決算が好調となった一方で、欧州では政治的混乱もみられたことで、国内外の主要な株価指数は強弱まちまちな結果となりました。なお、日本の長期金利は上昇して国内外の長期金利差は縮小したものの、為替は対ドル・対ユーロともに円安となりました。
 このような背景から、4月から6月までの運用資産全体の運用実績はプラス3.65%となりました。

引き続き、長期的な観点から運用を行い、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。

第1四半期運用状況に関する解説動画

GPIFの植田栄治CIO(最高投資責任者)が、8月に公表された2024年度第1四半期の運用状況を振り返ります。
2024年6月末までの堅調な運用実績が起きる確率などについても説明しています。
ぜひご覧ください。

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