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2023年度の運用状況

2023年度第1四半期 市場運用開始以降
(2001年度~2023年度第1四半期)
収益率 +9.49%(期間収益率) +3.97%(年率)
収益額 +18兆9,834億円(期間収益額)
うち、利子・配当収入は1兆3,591億円
+127兆3,658億円(累積収益額)
うち、利子・配当収入は48兆4,117億円
運用資産額

219兆1,736億円(2023年度第1四半期末現在)

2001年度以降の累積収益
2001年度以降の累積収益グラフ

複数の資産に投資することで、リスクを抑えながら期待収益率を上げる「分散投資効果」を用いて、基本ポートフォリオ(長期的な観点からの資産構成割合)を策定しています。

基本ポートフォリオ

運用資産額・構成割合(年金積立金全体)

運用資産額・構成割合(年金積立金全体)の図

第1四半期末
(2023年6月末)
(年金積立金全体)
資産額
(億円)
構成割合
[4資産]
構成割合
[債券・株式]
国内債券 540,291 24.47% 48.76%
外国債券 536,312 24.29%
国内株式 555,049 25.14% 51.24%
外国株式 576,147 26.10%
合計 2,207,799 100.00% 100.00%
  • (注1)上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。
  • (注2)年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金(2023年6月末で1兆6,063億円)を含みます。
  • (注3)為替ヘッジ付き外国債券及び円建ての短期資産については国内債券に区分し、外貨建ての短期資産については外国債券に区分することとしています。
  • (注4)オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は1.47%(基本ポートフォリオでは上限5%)です。

宮園理事長コメント

 2023年度第1四半期の運用状況の公表にあたっての宮園理事長コメント

2023年度第1四半期(4月~6月)の米欧の株式市場は、米国における底堅い景気や低迷していた半導体需要の回復期待等を背景に上昇しました。日本の株式市場も、市場改革への期待感や海外投資家からの資金流入等を背景に大幅に上昇しました。また、債券市場では、国内外で物価上昇が継続する中、米国連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)等による金融引き締めが継続したため、欧米を中心に金利が上昇(債券価格は下落)しました。一方、日本銀行は金融政策を据え置いたことから、国内金利は概ね横ばいで推移し、円は対ドル・対ユーロで円安となりました。
 このような背景から、4月から6月までの運用資産全体の運用実績はプラス9.49%となりました。

今四半期は大きなプラス収益となりましたが、あくまで短期の結果です。また、四半期でプラス9.49%という数字は、モデル※によれば、9年(36四半期)に1回程度しか現れないものです。
 引き続き、長期的な観点から運用を行い、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。

※リスク計測に用いる確率論のモデルです。

第1四半期運用状況に関する解説動画


GPIFの植田栄治CIO(最高投資責任者)が、8月に公表された2023年度第1四半期の運用実績を振り返ります。
資産ごとの収益率など詳しく分析します。株式アクティブファンドの選定強化など、新しいトピックもご紹介します。ぜひご覧ください。

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