2022年度の運用状況
2022年度第3四半期 | 市場運用開始以降 (2001年度~2022年度第3四半期) |
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収益率 | -0.97%(期間収益率) | +3.38%(年率) |
収益額 | -1兆8,530億円(期間収益額) うち、利子・配当収入は1兆1,007億円 |
+98兆1,036億円(累積収益額) うち、利子・配当収入は46兆4,116億円 |
運用資産額 |
189兆9,362億円(2022年度第3四半期末現在) |
2001年度以降の累積収益
複数の資産に投資することで、リスクを抑えながら期待収益率を上げる「分散投資効果」を用いて、基本ポートフォリオ(長期的な観点からの資産構成割合)を策定しています。
運用資産額・構成割合(年金積立金全体)
第3四半期末 (2022年12月末) (年金積立金全体) |
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資産額 (億円) |
構成割合 [4資産] |
構成割合 [債券・株式] |
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国内債券 | 499,196 | 26.07% | 50.66% |
外国債券 |
470,913 |
24.59% | |
国内株式 | 480,046 | 25.07% | 49.34% |
外国株式 | 464,652 | 24.27% | |
合計 | 1,914,807 | 100.00% | 100.00% |
- (注1)上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。
- (注2)年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金(2022年12月末で1兆5,445億円)を含みます。
- (注3)為替ヘッジ付き外国債券及び円建ての短期資産については国内債券に区分し、外貨建ての短期資産については外国債券に区分することとしています。
- (注4)オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は1.43%(基本ポートフォリオでは上限5%)です。
宮園理事長コメント
2022年度第3四半期の運用状況の公表にあたっての宮園理事長コメント
2022年度第3四半期(10月~12月)は、米国における物価上昇が落ち着きを見せ始め、米国連邦準備制度理事会(FRB)による更なる金融引き締め観測が後退する一方、日本銀行は長期金利の変動幅を拡大する決定を行いました。
このような金融政策の方向性等を反映し、主要国の長期国債については、日本とドイツの金利が上昇(価格が下落)する一方、米国の金利はほぼ横ばい(価格もほぼ横ばい)となりました。
為替については、円は対ドルで大幅な円高となり、対ユーロでは小幅な円高となりました。
また、米国における金利上昇の一服感等を好感し、国内外の主要な株式市場は、現地通貨ベースでは上昇しました。
このような背景から、10月から12月までの運用資産全体の運用実績はマイナス0.97%となりました。
引き続き、当法人は長期的な観点から運用を行い、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。