本文へスキップします。

ここから本文です

「2020年度 ESG活動報告」を刊行しました

2021年8月20日

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は環境・社会・ガバナンス(ESG)に関する取組みとその効果を国民の皆様にご報告するため、「2020年度 ESG活動報告」を刊行しました。「ESG活動報告」は今回で4回目の発行となります。2020年度版は同年度のESGに関する取組みの紹介やポートフォリオのESG評価などに加えて、「気候関連財務情報開示タスクフォース」(TCFD)の提言を受けた分析をさらに充実させています。具体的には、①サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量に基づく分析、②分析対象を伝統資産のみからオルタナティブ資産へ拡大、③低炭素社会への移行に伴う機会とリスクの産業間移転の分析を新たに行いました。
 GPIFでは、ESG活動が期待通りに金融市場の持続可能性やリスク調整後のリターンの向上につながっているのかを測定し、長期的な効果の検証につなげていきたいと考えています。

<「2020年度 ESG活動報告」の主なコンテンツ>

【第一章】ESGに関する取組み

  • ESG指数の選定とESG指数に基づく運用
  • 株式・債券の委託運用におけるESG
  • スチュワードシップ活動とESG推進
  • 指数会社・ESG評価会社へのエンゲージメント
  • オルタナティブ資産運用におけるESG
  • ESG活動の振り返りと今後について

【第二章】ESG活動の効果測定

  • ESG指数のパフォーマンス
  • ポートフォリオのESG評価
  • ESG評価の国別ランキング
  • 日本企業におけるジェンダーダイバーシティ

【第三章】気候変動リスク・機会の評価と分析

  • 気候関連財務情報の開示・分析の構成と注目点
  • ポートフォリオの温室効果ガス排出量等の分析
  • Climate Value-at-Risk等を用いたポートフォリオの分析
  • 移行リスクと機会の産業間の移転に関する分析
  • SDGsへの貢献を通じた収益機会に関する分析

<宮園理事長コメント>

GPIFでは、年金積立金の持続可能性を高める上で、投資においてESGを考慮することが重要であるとの考えから、2015年の国連の責任投資原則(PRI)署名以降、ESGに関する様々な取組みを進めて参りました。今回の報告書では、年々重要性が高まっている気候変動リスク・機会に関連する情報開示について、温室効果ガス排出量の計測範囲や分析範囲の拡大など、2019年度版までの分析をさらに掘り下げるとともに、低炭素社会への移行に伴う機会とリスクの産業間移転の分析など、フォワードルッキングな取組みも行いました。この試みが、他のアセットオーナーやアセットマネジャーの皆様の情報開示にも良い刺激となれば幸いです。

※54ページの【図表9】につきましてはデータに誤りがあり、図表及び本文の該当箇所の差し替えを行いました。お詫びして訂正いたします。