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よくあるご質問

  • Qなぜ年金を運用するのですか。

GPIFが運用しているのは「年金積立金」です。年金積立金は、これまでの現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに充てられなかったものが、将来世代のために積み立てられているものです。年金積立金を運用する理由の前に、まず、日本の公的年金制度について簡単にご説明します。

公的年金は「世代間の支え合い」

まず、日本の公的年金制度(厚生年金保険及び国民年金)は、現役世代が納める保険料で、その時々の高齢者世代に年金を給付しています(賦課方式)。 つまり、現役世代が将来受け取る年金は、その子どもや孫たちの世代が納める保険料でまかなわれることになります。そのため、自分が納めた保険料が積み立てられ、将来自分に年金として戻ってくる仕組み(積立方式)ではありません。日本の年金制度は「世代間の支え合い」で成り立っています。

世代間の支え合いのイメージ

年金積立金の意義

ただ、このまま少子高齢化が進むと、高齢者世代に給付する年金をまかなう現役世代からの保険料が少なくなります。公的年金制度が続くように、「年金積立金」で不足分を補う仕組みになっています。

年金積立金の意義のイメージ

年金財政における積立金の役割

GPIFは年金積立金を、国内外の資本市場で運用して増やしています。年金積立金の運用収益や元本は、概ね100年の年金の財政計画のなかで、将来世代の年金給付を補うために使われます。運用して増やす理由は、将来のインフレや賃金上昇に備え、年金積立金の実質的な価値を減らさないようにするためです。100年の平均でみると、年金財源全体のうち、積立金からまかなわれるのは約1割です。

年金財政における積立金の役割のイメージ

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