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髙橋理事長コメント

平成28年度第3四半期の運用状況の公表及び保有銘柄開示(平成28年3月31日時点)による市場への影響に関する検証結果に当たっての髙橋理事長コメント

2016(平成28)年度第3四半期(10月~12月)は、主要国の景況感が改善する中で、米国による財政拡大期待の高まりやOPEC総会における減産合意などもあり、米国株式が史上最高値を更新するなど、世界的に株高基調が強まりました。また、米国の長期金利が上昇したことから、ドル高基調となりました。

このように良好な市場環境が続いたことから、10月から12月までの運用実績はプラス7.98%となりましたが、当法人は長期的な観点から運用を行っており、短期的な市場変動に捉われず、投資原則・行動規範を遵守し、年金財政に必要な積立金を残すためにしっかりと受託者責任を果たしてまいります。

なお、平成13年度からの累積収益額は50兆円を超える結果となっております。


また、昨年11月において、第2四半期の運用状況の公表に際し、平成28年3月末時点の保有銘柄の開示を行いましたが、その開示による市場への影響に関して検証を行った結果、市場への影響は確認されなかったことから、平成29年7月にあらためて平成29年3月末時点の保有銘柄を開示することとしました。引き続き保有銘柄の開示が市場に及ぼす影響の有無を注意深く観察し、今後とも運用の透明性の確保に努めてまいります。

年金積立金は長期的な運用を行うものであり、その運用状況も長期的に判断することが必要ですが、国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から、作成・公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか、四半期ごとに運用状況の公表を行うものです。

  平成28年度第3四半期 市場運用開始以降
(平成13年度~平成28年度第3四半期)
収益率 7.98%(期間収益率) 2.93%(年率)
収益額 10兆4,971億円(期間収益額)
(うち、利子・配当収入は6,690億円)
53兆615億円(累積収益額)
運用資産額 144兆8,036億円(平成28年度第3四半期末現在)

グラフ

複数の資産に投資することで、リスクを抑えながら期待収益率を上げる「分散投資効果」を用いて、基本ポートフォリオ(長期的な観点からの資産構成割合)を策定しています。

基本ポートフォリオ

資産構成割合(年金積立金全体)

平成28年12月末

  第3四半期末
(平成28年12月末)
(年金積立金全体)
構成割合
国内債券 33.26%
国内株式 23.76%
外国債券 13.37%
外国株式 23.16%
短期資産 6.46%
合計 100.00%
  • (注1)上記数値は四捨五入のため、各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません。
  • (注2)年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金を含みます。なお、基本ポートフォリオは、年金特別会計で管理する積立金を含めた年金積立金全体に対し、国内債券35%(±10%)、国内株式25%(±9%)、外国債券15%(±4%)、外国株式25%(±8%)です。
  • (注3)オルタナティブ資産の年金積立金全体に占める割合は0.07%(基本ポートフォリオでは上限5%)です。
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